真空業界は日々成長しています

一言で真空産業といってもピンとこないと思われますが、多くの産業を支える基盤産業として真空業界は重要な位置を占めています。 
デバイス製造に欠かせない薄膜製造や、ナノテクノロジーでの材料製造などに真空技術は活躍しています。
真空機器の受注・売上推移は年々確実に増加し、右肩上がりで産業機器にも取り入れられています。


製品⇒パソコン、テレビ、スマートフォン、カーナビ、食品、自動車、医薬品、科学製品
部品⇒LED、有機EL、DVD、ミラー、ヘッドライト、LSIなど 


この様な私達が毎日触ったり、食べたりしている物は真空装置を経由して作られ、日常に運ばれています。
わかりやすい例で挙げると、お漬物などの真空パックです。 
何故、真空にするかというと真空にして圧力を下げると酸化を防ぐことができるのです。その他のも沢山の利点があり、食材をフィルムの中に密封して閉じ込めるため、旨味や風味・栄養素・ビタミンなどを食材の中にほとんど閉じこめた状態で長期保存ができるのです。
違う例では、自動車産業ではミラー類、ウィンドーガラスのコーティングや、車載カメラ(CMOS)、光学センサー、ヘッドライトの主要工程に真空装置は活躍しています。

真空技術を利用した電子部品

薄膜を利用した電子部品の多くは、真空蒸着装置によって作られています。 
薄膜の製造は真空中で材料を原子や分子状に分けてバラバラな状態にして、積層するという高度な技術が必要とされています。


これからのより良い豊かで便利な未来のために、真空産業は時代と共に発展しなければなりません。そして、真空産業はデジタル産業よりも柔軟に進化を遂げないと生き残っていけないかもしれません。